[2009年8月30日 日本巡り11日目(足花部集落、奄美大島)]
昨日の焼酎が抜けない笑。しかし朝は9時に起床。
奄美大島に来た一番の目的のチケットを、まだ手に入れていないのだ。
さっそくネットで情報を探し出し、電話してみる。
「もしもし、村松健のチケットまだ余ってますか?」
「あるよ〜、舞台まで名瀬市街から遠いから、車乗ってくかい?」
そう言って下さったのは、村松健と二人で企画を立てた
写真家の濱田康作さんだった。もちろん乗ります。
名瀬市街までは自転車でいき、そのあと車で移動することに。
車の中で、村松健のこと、今から行く足花部集落のこと、色々な話をした。
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さて、ついにやってきた。
村松健
'うとぅぬうしゃぎむん'vol.6
〜SPIRITUAL PLACE 〜
村松健。奄美大島在住のピアニスト。
1983年にCDをリリースして以来、30枚以上を出している。
その他にもCM、テレビ、ラジオのBGMを手がけ、
天気予報のBGM「flying together」等が有名である。
近年では、アニメ「スケッチブック」で初めてアニメーションのBGMを担当し
それから、「紅」「うみものがたり」と続けて担当している。
村松健の演奏については、ぬれタヲルのブログで書いています。
[うとぅぬうしゃぎむんvol.6][序 : 音の捧げもの] [一部 : "高級なBGM"] [二部 : My Spiritual Home
] [アンコール] [おまけ]---------------------
[足花部集落]
さて足花部集落に着いた。ライブまで2時間もあるので、集落をぶらぶらすることに。
歩いていると、見つけたのが南洲神社。
南洲神社とは、西郷隆盛を神として祭られている神社である。
西郷隆盛が鹿児島で投身を計り、死なずして奄美大島にたどり着いた。
そして奄美大島で妻と出会い、再び九州に帰ったという。
ここにその南洲神社があるということは、近くに住んでいた家があるのだろう。
また、面白いのが神社のすぐ隣にキリスト教の教会が立っているのだ。
そして二つの建物の間に位置するところが、集落の聖地となっている。
木々のせせらぎが綺麗。
続いて目についたのが七夕の笹。
8月30日が旧暦閏7月7日であることからである。
また、お盆も旧暦9月1日〜4日までとなっているため、里帰りはこの時期になる。
足花部集落は約60人の集落。
2時間で歩きまわるほどの土地の広さではない。
やることがなくなってしまったので、外でギターを弾くことにする。
鼻歌まじりで弾いていると、さっそく集落の方々に捕まる笑。
そして捕まればその先はお決まりのパターンだ。
目の前にはアサヒスーパードライ!
集落のボス。 奥さん(ゆた神、シャーマン)
料理を持ってきて下さった母ちゃん。
奄美すごい。いつのまにか目の前には豆腐と、そして今日採れたてのウニが!
しかも贅沢に盛られているではないかー! なんだこれー!
そしてなぜか牛乳も出てきた。
「健康になるっち」
そうそう、ここにきてついに方言で理解不能領域に達しました笑。
ぬれタヲルブログの[おまけ]にも書いていますが、英語より聞き取り不能という。
とりあえずうなずくしかない。しかし、なんでもかんでも
「はい、ほぉ〜、そうですね」と頷いていると大変なことになるのだ。
急に「バカヤロー!オメェ!」と怒鳴られるのだ。
きっととんでもないところで頷いているのだろう笑。
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村松健の演奏が終わると、
[おまけ]に書いてあるように夜中にボスに拉致され、
いつの間にやらボスの家に招待される。そしてもちろん目の前には焼酎だ。
焼酎のほかには、タコ、じゃこ、おにぎり、らっかせい、卵豆腐、などなど。
本当に島の人は来るものを拒まないなあと、しみじみ思いましたね笑。
このようにして今回の旅の目的だった
人の『恩恵』を受ける
は、存分すぎるほど感じてしまうことになったのだった。
[2009年8月31日 日本巡り12日目へ続く]